【4月8日(土) 福島ユナイテッドFC戦】マッチデープログラム

2023/04/08

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★篠崎輝和選手インタビュー★

「チームを勝たせる選手になりたい」。3年目で初の開幕スタメンを掴んだDF篠崎輝和の現在地。

 

Q:今季は開幕からスタメンでの出場が続いています。現状をどう感じていますか?

今年は監督やスタッフが変わってチームがガラッと変化した中で、ここまでスタメンで試合に出させてもらっているので嬉しさはありますし、スタッフとのコミュニケーションの中でも期待してもらっていると感じています。ただまだ1勝しかできていない部分があるので、期待に応え切れていないという悔しさもあります。試合に出ている以上は、チームを勝たせる選手になりたいので、試合に出られていることはプラスに捉えながらも、チームが勝つために何ができるかという部分はもっとやっていかなければいけないと思っています。

 

Q:周りからはどんな期待をされていると感じていますか?

自分の特長のスピードは評価してもらっている部分だと思っています。開幕からあまりそういうシーンは多くないですが、カバーリングや背後にボールを蹴られた後の対応のところは自分の特徴を活かすシーンです。そこが僕に求められていることだと思いますし、そういうシーンは今後、何度もあると思うので、自分の特徴を活かしたプレーをしていきたいと思っています。

 

Q:結果に繋げていくためにはどう貢献していきたいですか?

チームとしてのコンセプトは、開幕から間違いなく出せていますし、そこは見ているサポーターの方々も感じてくれていると思います。ただ結果的に最後のところで失点してしまって勝点3に繋がっていないというのが現状の結果です。いくら良いゲームができて内容が良くても結果が出ないと、ゲーム内容は良かったよね・・・で終わってしまう。そのためにもDFとしては僕たちが90分間、無失点に抑えることで最低でも勝点1を拾えますし、攻撃陣が頑張って1点を取ってくれれば、勝点3が取れるので、どれだけゼロで抑えられるかというところにこだわってやっていきたい。そこが1番ですね。

 

Q:ここまではボールを握っている時間が長いので、一瞬の隙がDFとして命取りになります。その辺はどうケアしようと思っていますか?

DFがビルドアップに参加しているので、僕たちから攻撃が始まっていると言っても過言ではありません。攻撃のところは前の選手たちがうまく、流動的に動きながら活性化させてくれているので、それを後ろで見ている時間も長いですが、リスク管理は、センターバックを組んでいるツケくん(附木雄也)と話しながら徹底しているし、どっちがチャレンジしてどっちがカバーしてと、コミュニケーションを取りながらやれているので、今のところそこでの失点はないので継続していきたいと思います。

 

Q:沼津に加入してからは、1年目は怪我に苦しみ、2年目はコンスタントに出場できなかった。そういった経験を踏まえて今季にかける思いは?

1年目は何もチームに貢献できず、何もできなかった印象しかない1年間でした。2年目は、結果的には22試合に出場しましたけど、所々、怪我などで離脱もしましたし、1年間通してチームのためにプレーできなかった。去年はチームとしてもなかなか良い結果を出せず、結局チームのために何かできたかと言われれば、何もできなかった1年間だったので、ここまでは相当悔しい思いをしてきましたし、辛い時期の方が多かったです。

ただ今年は3年目、チームも若い選手が多く、年齢的に中堅に入るくらいの年齢になって、自分がどれだけ上と下の繋ぎ役になれるか、というのを考えてスタートしました。そこはうまくコミュニケーションを取りながら若手を引っ張っていきたいです。

今季は初めて開幕スタメンを勝ち取れて、そこから全試合スタメンで出させてもらっていますが、どうやってチームが勝つために引っ張っていけるかが必要な立場になってきています。そのために、まだまだ細かいミスや修正しなければいけないところはあります。ただ一番はチームが勝ってそれによってサポーターやファンが喜んでくれて、チームだけじゃなく、沼津市全体、静岡県東部地域全体が盛り上がれることが一番なので、そのために自分にできることをやっていきたいです。

 

Q:この2年間で自分自身が変わった、もしくは成長したと感じているところはありますか?

1年目は、自分がピッチに立った時の感じを想像できていなかったです。同期の鬼島和希(現:VONDS市原FC)や北龍磨(現:FC岐阜)が先にJリーグの舞台を経験している中で、その話を聞くことしかできなかったし、実際に外から見ていたものとピッチに入った時の肌感覚が全然違うものだと感じました。外から見ていた時は、『こうすればいいんじゃないか』とか思っていましたが、そういった感覚を2年目で試合に出られるようになって、実際に考えていたプレーができませんでした。外から見ていたスピードの感覚やプレー強度も全然違いますし、実際に入ってみないとわからないことが本当に多かったと痛感しました。1年目で感じられなかったものを2年目で試合に出る中で感じることができたものはありますが、一方で自分が感じられたことを対応できなかった部分もありました。去年は個人としてミスが多かったり、チームの勝利に貢献したプレーが少なかったところで終わってしまいました。だからこそ今年は、去年感じた部分を、次のステップに活かしていかなければいけないと思っています。

 

Q:去年、苦しんでいた時期は考え過ぎることが多いと話していました。その辺りにも変化はありましたか?

去年は、考える質が悪かったというか、どうすれば良いプレーになるかという部分でマイナスな考え方をしていたところがありました。例えば、ミスする可能性があるなら、そのプレーをやらない方がいいかなという考え方が自分の中にありました。だから試合中に起きたミスを次の試合で修正し切れなかったと思っています。それは自分にとって良いことではないと感じたことで、ミスした時にこのプレーを成功させるにはどういう動きやポジション取りをしなければいけないとか、試合中ではなく、試合が終わった後に自分自身で整理して、次の試合に向けた1週間の練習でトライするようにしています。試合前までにしっかりと準備して、試合中に起きたミスも、逆に良いプレーだったとしても、一つひとつのプレーをあまり考え過ぎないようにしようと。その考え方が今年は少し変わったかなと思います。サッカーは正直、誰でもミスは起こり得るし、90分間通してノーミスな選手はいません。そこを去年まではひとつのミスを重く捉え過ぎていた部分もあったので、今年はミスした時にそこで試合が終わるわけではないし、試合の中で修正しながら、同じミスを繰り返さないようにするというプラスの考え方ができるようになったので、試合を通しても同じミスを繰り返さないようになったのかなと思います。

 

Q:福島戦への意気込みを。

チームとしてやりたいサッカーは、間違いなくできているので、あとは結果を出すだけです。その結果にこだわりたいという思いが一番です。もちろんDFとしてシュートブロックしたり、逆にセットプレーでゴールを決めたり、目に見える結果が欲しいという気持ちはあります。ただそれよりも一つひとつのパスやキック、へティングなどワンプレーでチームの勝利には繋げることができると思います。チームが勝つために自分にできることは何かという部分を一番に考えているので、そのプレーを出しながら、チームの勝利に貢献したい。カターレ富山とのホーム開幕戦で改めて感じましたが、チームや選手が嬉しいだけでなく、サポーターやファンの方々も一緒になって喜んでくれて、去年から含めれば本当に久しぶりの勝利だったので、勝ちっていいなと改めて感じました。今季はあの瞬間をもっとたくさん味わえるように、そのために戦っていきたいと思います。

 

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