【5月28日(日)AC長野パルセイロ戦】マッチデープログラム
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★藤嵜智貴選手インタビュー★
「アスルでの7シーズン目を迎える藤嵜智貴が今季にかける思い。「個人の活躍よりもチームとして上にいきたい」チームを勝たせる選手になりたい」
Q:ここ数年間、コンスタントに出場してきた中で、開幕前には怪我もあり、当初はサブが続きました。その現状をどう受け止めていましたか?
始動してすぐに怪我をしてしまい、新監督の下で戦術面を浸透させていく中で、それを自分が外からしか見られないということに不安や焦りはありました。その中でも怪我を早く治したいという思いでチームがやっていることも理解しながらリハビリ期間を過ごしていましたが、理解しているのと実際にプレーするのでは全然違うものがあります。自分が入った時にうまくフィットできるのか、周りはある程度、練習試合を含めてやってきている中でどこまでチームとしてやりたいことを表現できるかというのは一番不安でしたね。
Q:再び先発に返り咲いていますが、現状のプレー面はどう感じていますか?
まだまだ、やれるかなという部分はあります。ただしっかりと準備できていたので、うまくはまっているなという感覚もあります。その両方ですね。
Q:不安を感じていた戦術面での感触はどうでしょうか?
思ったよりも対応できている感じはしています。練習試合を何試合かやって、その中で選手間でも話し合いながらやれていたので、自分の役割を理解して復帰したFC大阪戦とかは、しっかりとやれたと思っています。
Q:個人としてはどんなシーズンにしたいですか?
個人としては試合に出場して活躍したいというのが一番です。DFの活躍は、チームの成績にも影響します。後ろが安定していれば、失点数を減らせますし、失点数が少なければ、勝ちに繋げられる試合も増えます。そういった個人の活躍がチームの活躍にも繋がっていくと思っています。ただ自分は個人の活躍よりもチームとして上にいきたいという思いが一番強いですね。
今は本当に、リーグ全体が混戦でどっちに転んでもおかしくないので、その中でしっかりと勝ち切る強さが必要ですし、そういうのを積み重ねられるチームが上位にいけると思います。現状、終盤での失点が多いので、DFとしてはそういう時間帯に勝ち切れるような展開にしていきたいと思います。
Q:チームとしてより上を目指すためにどんなところを伸ばしていきたいですか?
松本戦のように交代で入った選手が、チームの勢いを加速させていける試合を増やしていきたいです。試合に出ていないメンバーがどれだけ試合に絡んで活躍できるかは上位にいく上では大切になります。沼津が上位にいた頃は、試合に出ていないメンバーが毎回練習で頑張っていたし、そういう姿を見てきました。そういうのを伝えていきたいと思います。チームとしてはもう一つ、二つ底上げしていかなければいけないと思います。
Q:今季で7シーズン目に突入しています。長年同じクラブに身を置いていることで感じていることはありますか?
(1年目に)一緒にやっていた選手がほとんどいないので、その中でよくやっているなと思います(笑)これまでもお手本にしなければいけない選手は多かったですし、そういう選手になっていく時期というか、年齢だと思うので、今季は社長やクラブの体制も変わって、チームが大きく変わろうとしているので、その流れに沿って自分自身も大きく変わらなければいけないという気持ちはあります。チームの歴史というか、成り立ちの部分は自分なりの伝え方でチームに還元していきたいという思いは持っています。ただ現状、まだまだできていないところもあるので、そこはやらなければいけないと感じています。
Q:プロ1年目の頃は、沼津にこれだけ長く在籍しているイメージはありましたか?
自分自身、そこまでうまくいっているようなサッカーキャリアではなかったので、よくここまで長く続けられているなと思いますし、それこそ僕よりも良い選手が契約満了などで、クラブを去っていった中、正直、自分が残ってもいいのかなという思いもありました。ただ、そういう思いがあったからこそ、もっとやらなければいけないと思えたのかもしれません。仕事と両立しながらやっていますが、年齢を重ねるごとにサッカーに対する割合を増やしていけているのはもっと上手くなりたいという気持ちがあるからだと思います。これまで沼津に入ってから4人の監督を経験しましたが、それぞれ監督が掲げるサッカーがある中で、もっとうまくなりたいという気持ちを忘れず、そういう環境でよくやってきたなと思うのと同時に、今でもその気持ちを持ち続けられているからこそ、もっとやらなければいけないと思いながらやれていると思います。
Q:以前に先頭に立って引っ張っていくタイプではないというお話もありました。どういう選手が理想像になりますか?
理想像はあまりありませんが、テルさん(伊東輝悦選手)みたいに、必要な時に必要な言葉をかけてというのが理想です。例えば、エイさん(尾崎瑛一郎選手 現:福井ユナイテッドFC)みたいにハッキリ言えるタイプではないので、だからこそプレー面ではもっとやらなければいけないし、多くは語らず、背中で見せていくのが理想ですね。
Q:今節は首位チームをホームに迎えます。この一戦にかける意気込みを聞かせてください。
愛媛戦も、鳥取戦も先制点を取られてしまっているので、どれだけゼロで抑えられるかというのが引き締まったゲームにするためには必要です。自分たちがゼロで抑えられていれば、相手も前から来るようになって自分たちの強みが活かしやすい展開に持っていけると思うので、そういう展開を目指したいです。(長野は)連勝していて、(松本との)ダービーにも勝って勢いがありますが、その勢いに負けないようにDF陣としてしっかりと踏ん張りたいと思います。