【8月27日(日) FC大阪戦】マッチデープログラム
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★濱託巳選手インタビュー★
J通算100試合出場を迎えるDF濱託巳。5年間続けてきた意識の先にあったメンタルの成長「“ミスを恐れずにやろう”と割り切れたことが1番大きい」。
Q:今節出場すれば、J通算100試合出場という節目のゲームとなります。いまの心境を教えてください。
節目としてはすごく良いことだと思いますし、素直にここまでやってこられたのは良かったと思っています。
Q:今季で5シーズン目になりました。その中での自分自身の成長をどう感じていますか?
1、2年目はあまり試合に出られず、3年目から徐々に試合に出させてもらうようになって、今季は毎試合出させてもらっています。ここまで諦めずにやってきた結果が今につながっていると思うので、ちゃんとやってきて良かったと思っています。
Q:この5年間で着実に出場機会を増やしてきたわけですが、その中で自分自身が変化してきたのか、やり続けてきたことが実を結んできたのか。どちらの感覚が強いですか?
自分を信じて、めげないでやり続けてきた結果だと思っています。もちろん自分が変わったと思ってもらえるのがベストではありますが、それはサッカー人生が終わる時に自分が変わったなと思えれば一番良いと思っているので。今は目の前のことを一つひとつ大切にやっていこうということしか考えていなくて、その意識を続けてこられたのでJ通算100試合出場のところまで段階を踏んでこられたと思っています。
Q:具体的に自分自身がブレずに続けてきたことはどんなことですか?
自分の特徴を考えることですね。自分がどういうプレイヤーなのかというのは、この5年間でかなり知ることができていて、そのストロングポイントを出し続けていければ、試合に出られると思っていました。その意識をめげずに、前向きに出し続けてきた結果が出場数のところに繋がっていると思っているので、そこは今後もブレずにやっていきたいと思います。
Q:自身の強みと向き合ってきた中、改めて自分がどんなプレイヤーであると感じていますか?
サイドバックは、1対1の局面が一番多くなるので、攻守ともに(個々の)バトルで負けないことを自分の中では1番に置いています。ただその中で、得点やアシストといった“結果”に繋げることが自分の最大の目標であり、そういったポジションなので、めげずに果敢に取り組んでいきたいと思っています。
Q:今季はそういった“自分の特徴”をより発揮できているように感じています。そこに手応えを感じていますか?
“自由にやらせてもらっている”ことが1番大きな要因ですが、その中でも“結果を出す”ためにもっと自分から攻撃的なアクションを仕掛けることができれば、自ずと数字にも繋がっていくと思っていて、そこを目指すためには、より仕掛ける回数を増やさなければいけないと感じていました。
そのためには自分でもっと仕掛けるしかないと今シーズン始動する時に考えていて、そこが自分の中でクリアになったことが大きかったと思います。去年や一昨年までは半信半疑でプレーしていた部分がまだまだ多かったですが、そう考え始めたことで迷うことが無くなり、“ミスを恐れずにやろう”と割り切れたことが今年一番大きい部分かなと思っています。
Q:よりポジティブなチャレンジを増やしたということですね。
自分の中でやらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良いと思えるようになってきたことが、迷いが無くなった1番の要因だと思いますね。
Q:例えば、攻撃では“ここぞ”というタイミングでの攻撃参加や守備ではボールを奪いにいく初速がすごく速いと感じています。そういったメンタル面での迷いがプレーでの積極性にも繋がっていますか?
サッカーだけに限らず、悩むくらいならチャレンジした方が後々後悔しない。そういう心持ちの方が良いなと思うようになり、試合中にそこまで考えることはないんですが、体が勝手に動いているということは自然とそう考えられているのかなと思います。
Q:そう考えられるようになったキッカケはあったのですか?
サッカーというよりもプライベートの時間や仕事関係でいろんな会社の社長さんとお話しする機会が増えて、スポーツとは違う業界の人たちと触れ合う機会が多くなりました。どの会社の社長さんも迷いがなく、常に前を向いているというか、社員さんを抱えている中で自分が先頭に立っていかないという思いを持っている方ばかりなので、そういう人たちから話を聞いた時に、自分自身が『まだまだ、ちっぽけだな』と思いました。そういった色んな方々から『悩むくらいなら、行動した方が良いよ』と言ってもらったことがキッカケだと思います。それが試合にうまく繋がっているか自分ではわかりませんが、行動に出ているというのは自分にとってすごく良いことだと思いますし、今後にとっても有益だと思います。今年は、そういった色んな人との関わりが増えたことで、自分にとってプラスになっている部分があると感じているので、それがサッカーにも繋がってきているのかなと思います。
Q:最後に今節のFC大阪戦への意気込みを聞かせてください。
今はホームで5連勝できているので、この記録をどんどん伸ばして、絶対に勝利で終われるようにチーム一丸、結束して頑張ります。個人としてはゴールやアシストといった結果を出せるように頑張りたいですね。その結果が全てだと思うので、そこにこだわれるように頑張ります。